実証店舗で得られたデータを公開中
カフェインコントロール*¹ で新たなコーヒー市場を開拓?
*¹ カフェインコントロールとは?
時間帯・気分・健康状態・コンディションに合わせて、摂取するカフェイン量を調節し、カフェインの作用と上手く・適切に付き合うライフスタイル。
当ページでは、実証店舗で取得した実証データに関する情報をシェアしております。当社および事業については、会社ホームページをご覧ください。
日本のカフェインレスコーヒーの消費量は、わずか1%
🇯🇵 日本市場
カフェインレス豆の輸入量全体に占める割合 カフェインレス生豆0.9% + カフェインレス焙煎豆0.1% = 合計1%
単純計算すると日本のコーヒー市場では、100人に1人しかデカフェを飲まないニッチな市場
カフェインを避けなければならない人(妊婦や授乳中、年配の方)がコーヒーの代用品として飲むもの、というイメージが付いている。
🌎 世界市場
一方、世界規模では、2029年には299.5億米ドルに達すると見込まれ、2023年~2029年の年間平均成長率は6.9%以上、急成長すると予測。コーヒー最大消費国のアメリカでは、全体に占める割合は約10〜12%、ミレニアル世代(特に18〜24歳)では20%を超えると予測。妊婦や授乳中ママは当然ユーザーではあるが、年代や性別関係なく、一般的に飲まれているもの。
実証実験の概要
私たちは、世界のカフェインレス市場と日本市場の乖離に疑問を持つと同時に、大きな伸びしろを感じ、以下のような仮説を立案。東京・日本橋に実証店舗「CHOOZE COFFEE」をオープンし、カフェインレスコーヒーの潜在ニーズの発掘に取り組みました。
実証仮説
カフェインあり、なし(カフェインレス)、の2択(別商品)ではなく、カフェイン含有量を選択肢として提示することで、ユーザーは気分やコンディション、仕事の都合や時間帯に合わせて、摂取するカフェイン量を調節するではないか?
検証方法
全ての提供ドリンクでREGULAR(カフェインそのまま・100%)、HALF & HALF(カフェイン少なめ・50%)、DECAF(カフェインレス・0%)といった3種類のカフェイン量をオプションとして提示し、提供杯数をカウントした。
その際、店員はオーダーの最後にカフェイン量について尋ね、デカフェへの誘導は一切行わない。
カフェイン量(1杯あたり)
約0mg|DECAF (0%) 約50mg HALF&HALF (50%) 約100mg|REGULAR (100%)
実証店舗について
ぜひカフェインコントロールを体験しにお越しください!
日本橋一丁目にて、オフィスワーカー(≒ 非カフェインレスユーザー)に向けた「カフェインコントロール」のコンセプト実証を実施しています。
店舗の立地
実証店舗で得られたデータ
実証データ取得期間:2022年11月〜2024年10月(約2年間)
実証データ1️⃣
累計販売杯数*¹に占める低カフェイン*² の割合は、44%以上とほぼ半数
*¹ 計測期間中の(2022年11月〜2024年10月)コーヒー系ドリンクのみをカウント *² HALF&HALF(50%)とDECAF(0%)の割合の合計
実証データ2️⃣
時間帯が遅くなるほどカフェインレスの選択割合が増えるが、午前*³に売れるカフェインレスの割合が30%を超える
*³ am7:00~pm12:00
時間帯別カフェイン量選択割合
実証データ3️⃣
男性の顧客の割合は50.5%と、半数以上。
時間帯別男女割合
実証データ4️⃣
40〜50代がメイン顧客。
時間帯別年代割合
年代別カフェイン量別の購買割合
全日本コーヒー協会の調査結果データ資料「8 コーヒー需要動向調査 2022年度 第21回調査(概要)」p.15 「デカフェの飲用経験と認知状況」によると、カフェインレスコーヒーを飲んだことがある割合が最も高かったのは男女ともに20~39歳の年代でした。(参照:全日本コーヒー協会 調査データ | 全日本コーヒー協会)
以上
CHOOZE Analyticsでは、コーヒー市場を新しい角度から捉え、当社が取得した実証データや販売データをシェアしていきたいと思います。当ページに関するご質問等ございましたら下記より気軽にこちらからお問い合わせください。